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Ubuntu Story

  • s-shibata

黄焖排骨飯 (ホーメンパイコーファン )

 パートナーの程旭は料理が好きで、僕たちの三浦の拠点である初声海岸沿いのビーチハウスで打ち合わせする時は大抵、三浦野菜直売所から食材を仕入れて、料理を振る舞ってくれる。そんな彼が故郷の味としているのが、黄焖排骨飯という山東省の郷土料理だ。その味はとても複雑でどのようなスパイスでつくられているのか、読み取るのが難しい。「黄焖」という調理方法は、火に悶える黄金色した出汁のことを示す。八角が入っていることはすぐに分かるが、シナモン、クミン。。。そのさきが出てこない。程旭もいい加減なもので、調理するたびに、その日の気分で微妙に味を変えてくる。今まで数回食べてきたが記憶にある同じ味に出会ったことがない。

 この料理をスペシャルランチとして出そうと思ったのは、食の旅をコンセプトにする3331 cafe Ubuntuとして、日本であまり食べる機会が少ないけど、とても美味しいこの中国の大衆料理を出して、普段のサンドウィッチやサイドとは異なる料理文化を楽しんでもらいたいと考えたから。もう一つの理由が、パンを焼き、具材を調理してフレッシュなサンドウィッチを、少ないスタッフで安定的に出し続けることは、実はとても大変なことで、彼らを休ませる、という目的もあった。しかし、何よりもお客さんから見て、次に何が出てくるのだろうと言うワクワク感を提供できる場でありたい、と言う気持ちが一番強かった。

 程旭は自分が得意とする中国地方料理を、僕はイタリアに暮らし、多くの旅を繰り返してきた経験から、ヨーロッパをはじめ、アフリカ、中近東、そしてアメリカの料理から、メニュー開発していく役割分担になっている。これからも色んなサンドウィッチを開発し、そして色んなスペシャルランチを開発していくつもりだ。

まだ運営が落ち着かない9月までは、いつ出すのか直前でのお知らせになるけれど、10月からは事前にお知らせできるようにしたいと思う。

 もし機会があれば、是非、一度食べて見てください。



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